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この時とばかり

このときとばかり
表現
1
標準
taking an unexpected opportunity
文例 · 用例
私は、この時とばかり、うんと力をこめて、おじいさんを、地面の上へほうり出しました。
四、船乗シンドバッド アラビヤンナイト 青空文庫
にたりと笑って、忠義するはこの時とばかり、屋敷の奥へ注進に駈け込んでいったその隙を狙いながら、退屈男達三人はすばやく身をかくしつつ、邸内深くの繁みの中に忍び入りました。
日光に現れた退屈男 旗本退屈男 第八話 青空文庫
もし私が誇大妄想狂ならば、私のいないのを見すまして、この時とばかり著述をやり出した、と考えるに相違ない。
戸坂潤 友情に関係あるエッセイ 青空文庫
ガンネス夫人が二人を晩餐に招待したので、女達はこの時とばかり、ありったけの宝石を身に着けて湖水の間の一つ家へ出掛けて行く。
牧逸馬 斧を持った夫人の像 青空文庫
乞食の子供達はこの時とばかりもう一度彼の傍へまつわりついて来て手を出しながら、「旦那、恵んで頂戴」「恵んで頂戴」 と哀れっぽい声を絞った。
金史良 天馬 青空文庫
私は、この時とばかりに努めて、口笛と交互に緩急な Ballad を鞭にして、「こわれかかった車」のスピードを操った。
牧野信一 ゼーロン 青空文庫
」こう言って彼は、この時とばかりに自由主義を罵り、いかにも尤もな理由で、世の青年層をけなしつけた。
または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 死せる魂 青空文庫
このとき脂をしぼられて、もう酒を売らないなどゝ威されたので、それ以来相当おとなしくなつたけれども、総理大臣になつて機嫌よく気焔あげてゐるので、この時とばかり俺のうちの糞便を汲んでくれ等と頼もうものなら、忽ちつむじを曲げて、いづれ四五日のうちに、等と拗ねて手に負へなくなる。
坂口安吾 居酒屋の聖人 青空文庫
作例 · 標準
敵がひるんだ隙を見て、この時とばかりに一斉攻撃を仕掛けた。
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普段は無口な彼だが、自分の得意分野になるとこの時とばかりに喋り出した。
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バーゲンセールが始まると、客はこの時とばかりにお目当ての商品に殺到した。
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この時とばかり(このときとばかり) — 幻辞.com