何月何日
なんがつなんにち
表現
標準
what date?
文例 · 用例
たとえば何月何日の何時ごろに、私がすすけた麦藁帽をかぶって、某の橋を渡ったというような事実が、私の知らない人の口から次第に伝わって、おしまいにはそれが私の耳にもはいるのである。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
樹木の幹に「登山記念、何月何日、何某」とナイフで彫つてある文字を見かけることさへあるが、私には笑へない。
— 太宰治 『貪婪禍』 青空文庫
千島の何島のどの部分の海岸をどの方向から見たのだか、また何月何日ごろの季節だか、そういう点が全然わからないのである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
しかし今度襲われる地方がどの地方でそれが何月何日ごろに当たるであろうということを的確に予知することは今の地震学では到底不可能であるので、そのおかげで台湾島民は烈震が来れば必ずつぶれて、つぶれれば圧死する確率のきわめて大きいような泥土の家に安住していたわけである。
— 寺田寅彦 『災難雑考』 青空文庫
生れぬまえから、二人が結びつけられていて、何月何日、ここで逢う、とちゃんときまっていたのだと合点する。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
見るとそれは予審判事からで訊問の筋があるから何月何日出頭せよと云ふ、例文の呼出状であつた。
— 平出修 『二黒の巳』 青空文庫
朝から夜、夜から朝、引き続いた訊問は、忠良なる捜査官によつて、倶不戴天の敵なりとして続けられ、何月何日、某処に会合したその一人は既に斯の如き自白をして、汝もその時斯の如き言動をしたに相違がないと、其者は立派に陳述して居るではないか。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
主食と闇煙草の販売を弾圧する旨の声明は、わざわざ何月何日よりと予告を発して、これまで十数回発表されたし、抜打ちの検挙も行われる。
— 織田作之助 『大阪の憂鬱』 青空文庫