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来思

らいおもう
名詞
1
標準
文例 · 用例
あたかもわが日本において、日本古来の道にして何ら外来思想を混えざるものと称せらるるものが、一部の人々にこの上なく(何ら格別の理由なくして)尊信せられおる如く、エリパズは祖先の教のそのままに伝え来りしものを、ただ雑りなき祖先の教であるというだけの理由の下に神聖視して、ここに説き出さんとするのである。
内村鑑三 ヨブ記講演 青空文庫
彼等の関心は、東京の文化と、東京を通じて輸入される外来思想とのみに存して、自分たちの故郷の天地山川や人情風俗は、眼中にないかの如くである。
織田作之助 東京文壇に与う 青空文庫
今日の如く上塗りの思想が横行し、糊塗縦横の政治が永続しているならば、吾々日本民族の団結は、あの切藁を交えぬ土塀の如く、外来思想の風雨のために、遠からず土崩瓦解の運命に……」 いかがです。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
」「今度は当選る、」と懸賞小説家は得意な微笑を口辺に湛へつ断乎たる語気で、「三月以来思想を錬上げたのだから確に当選る。
内田魯庵 貧書生 青空文庫
来思想上相容れなかったので思想上の扞格が感情上の乖離となって、一時は交際が殆んど途絶えていた。
――尾崎紅葉―― 硯友社の勃興と道程 青空文庫
津浪の如くに押寄せる外来思想は如何なる高い防波堤をも越して日一日も休みなく古い日本の因襲の寸を削り尺を崩して新らしい文明を作りつつある。
――新文学の曙光―― 四十年前 青空文庫
しかし実際郡上平八は、あの晩以来思うところあって、あの時耳にした鼓の音を、是非もう一度聞きたいものと、全身の神経を緊張めて、江戸市中を万遍なく、歩き廻っているのであった。
国枝史郎 名人地獄 青空文庫
そして、私が「神々の国」を離れて以来思い出として残っている、あの懐かしい師弟愛とはまるっきり異なっているのである。
WITH KYUSHU STUDENTS 九州の学生とともに 青空文庫