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発薬

はつやく
名詞
1
標準
文例 · 用例
あの中に爆発薬が一ぱい入つてゐるからな。
鈴木三重吉 勇士ウ※ルター(実話) 青空文庫
五 ホームス牧師は、なほウルターは、ひどい病後の、よろ/\したからだをもかまはず、アデンの町へよろけ入つて、ドイツ人の倉庫から例の時計仕かけの爆発薬をすつかり盗み出すと一しよに家族たちを都合のいゝ或場所へつれて来ました。
鈴木三重吉 勇士ウ※ルター(実話) 青空文庫
今にみろ」 かれは爆発薬を竹に巻き、別に火を入れた罐を用意して、今夜も同じところへ行くと、やはり二更に近づいた頃に、狐の群れが又あつまって来て樹の上にいる彼を罵った。
続夷堅志・其他 中国怪奇小説集 青空文庫
その憎みは、爆発薬のやうな烈しさが、彼の胸の裡を縦横にのたうつた。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
発薬の御蔭で外濠を潰したのはこの時の事でありますと、中尉はその潰れた土山の上に立って我々を顧みた。
夏目漱石 満韓ところどころ 青空文庫
沈んだ船を引揚げる方法も聞いて見たが、これは委しく覚えている、百キロぐらいな爆発薬で船体を部分部分に切り壊して、それを六|吋の針金で結えて、そうして六百|噸のブイアンシーのある船を、水で重くした上、干潮に乗じて作事をしておいて、それから満潮の勢いと喞筒の力で引き揚げるのだそうだ。
夏目漱石 満韓ところどころ 青空文庫
その憎みは、爆発薬のような烈しさで、彼の胸の裡を縦横にのたうった。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
そこには、深い非合理なものが爆発薬のように寝ている。
中井正一 美学入門 青空文庫