身分柄
みぶんがら
名詞
標準
status
文例 · 用例
結局、後の方の説が勢力を占めて、その役目を云いつけられた武士どもは、身分柄にもあるまじき拐引同様の所行をくり返すことになったのである。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
私の主人と言ひますのが、身分柄にも似合はない、せゝツこましい人でしてね。
— 泉鏡太郎 『人參』 青空文庫
へい、辻の橋の玄徳稲荷様は、御身分柄、こんな悪戯はなさりません。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
」「いかがでございましょう、ちょいとお目に、」と御身分柄、お家柄、総じては日本の国風を心得ないことを言うのである。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
身分柄としてもそう云わなければならないのであろうが、内証では時々に少しぐらい飲んでいたこともあるらしいという信者の答えを聴いて、半七はうなずいた。
— 蝶合戦 『半七捕物帳』 青空文庫
今日はもう、どのように言いなんしても、かえしはしませぬぞ」 ――声の主は笑止なことに身分柄もわきまえず、大身旗本のこの名物男早乙女主水之介に、もう久しい前から及ばぬ恋慕をよせている、そこの淡路楼と言う家の散茶女郎水浪でした。
— 旗本退屈男 『旗本退屈男 第一話』 青空文庫
直参旗本早乙女主水之介が将軍家のお手足たる身分柄を以て助勢に参ったのじゃ。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
上も御承知遊ばす通り、あの者はもと卑しき黒鍬上がり、権に驕って、昨今の身分柄もわきまえず、曲輪の卑しきはした女に横恋慕せしが事の初まりにござります。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
作例 · 標準
彼は公務員という身分柄、政治的な発言には非常に慎重だ。
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「私の身分柄、あまり派手な場所に出入りするのは控えております」
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彼女は家元の娘という身分柄、幼い頃から厳しい礼儀作法を叩き込まれた。
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