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漂泊者

ひょうはくしゃ
名詞
1
標準
vagabond
文例 · 用例
秋の部門を出て故人に逢ひぬ秋の暮 秋風|落寞、門を出れば我れもまた落葉の如く、風に吹かれる人生の漂泊者に過ぎない。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
枯枝に止った一羽の烏は、彼の心の影像であり、ふと止り木に足を留めた、漂泊者の黒い凍りついたイメージだった。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
永遠の漂泊者である芭蕉が、雪近い冬の空を、鳴き叫んで飛び交いながら、町を指して羽ばたき行く鴉を見て、心に思ったことは、一つの「絶叫」に似た悲哀であったろう。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
芭蕉と同じく、魂の家郷を持たなかった永遠の漂泊者、悲しい独逸の詩人ニイチェは歌っている。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
著者は「永遠の漂泊者」であり、何所に宿るべき家郷も持たない。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
昭和九年二月著者我が心また新しく泣かんとす冬日暮れぬ思ひ起せや岩に牡蠣漂泊者の歌日は斷崖の上に登り憂ひは陸橋の下を低く歩めり。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
――朗吟調小曲――詩篇小解漂泊者の歌(序詩)  斷崖に沿うて、陸橋の下を歩み行く人。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
寂しき漂泊者の影なり。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
作例 · 標準
砂漠の果てからやってきた漂泊者は、村の入り口で静かに水を求めた。
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その映画の主人公は、家族も家も持たない孤独な漂泊者だった。
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港町には、世界中の海を渡り歩いてきた漂泊者たちが集まってくる。
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