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小夜中

さよなか
名詞副詞
1
標準
midnight
文例 · 用例
人は眠り世は靜かなる小夜中に、 音づるゝ君はわが戀ふ人の姿にぞありける。
北村透谷 北村透谷詩集 青空文庫
京都にゐたころにも清水から小夜中山の道をぬけて山科の方へぬける道や、鹿ヶ谷から三千院の方へ歩く道を、うつらうつら歩いたものだ。
竹久夢二 砂がき 青空文庫
―― 小夜中山というと、甲斐が根をさやにも見しがけけれなく横ほりふせるさやの中山(古今集の内、東国歌)年たけてまた越ゆべしと思ひきや命なりけりさやの中山(新古今集の内、西行)の二首を私は思い出した。
書斎山岳文断片 それからそれ 青空文庫
小夜中山は、今の東海道線金谷駅から西方半里程の旧東海道にあるということである。
書斎山岳文断片 それからそれ 青空文庫
私は小夜中山に行ったことはないが、沼津の牛臥でか、東海道線の沼津を過ぎた辺か、御殿場辺だったか忘れたが、汽車の窓から、富士の西に引く裾野の空に、雪を被った赤石山脈(或いは甲斐ヶ根或いは白峯、白根)の山々を眺めたことを覚えている。
書斎山岳文断片 それからそれ 青空文庫
哀樂月ほのじろう森黒くあらし睡れるさよ中に下界離るゝ魂二つ、ひとつの聲はさゝやきぬ「樂しかりけり世の夢は」ほかなる聲はつぶやきぬ「哀しかりけりわが夢は」嗚呼樂みか哀みかもゝ年足らぬ夢の世の差別は何のわざならむ、仰げば星はまたゝきぬ月ほのじろう森黒くあらし睡れるさよなかに下界はなるゝ魂二つ。
土井晩翠 天地有情 青空文庫
作例 · 標準
小夜中を過ぎても、まだ彼の研究室の明かりは消えなかった。
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小夜中に目が覚めて、静かに窓の外を眺めた。
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彼女は小夜中に家を抜け出し、秘密の集会に向かったという噂がある。
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