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毛彫り

けぼり
名詞動詞-サ変
1
標準
hairlines (on an engraving)
文例 · 用例
とつぷりと背から腹へ塗られた紺のぼかしの上に華奢な鱗の目が毛彫りのやうに刻まれて、銀色の腹にうす紅がさしてゐた。
岡本かの子 青空文庫
腰の物は大小ともになかなか見事な製作で、鍔には、誰の作か、活き活きとした蜂が二|疋ほど毛彫りになッている。
山田美妙 武蔵野 青空文庫
』 そこで虫めがねを当ててみると、そのパチンの一ばん目につかないところに、模造真珠というフランス文字が、毛彫りになっていました。
ZHEMCHUZHNOE OZHERELJE 真珠の首飾り 青空文庫
堤防は切れた――水が物凄い勢いで隧道へ それは地図を毛彫りにした銅の薄板で、半分緑色に腐食しておりますが、決して読めないことはありません。
野村胡堂 水中の宮殿 青空文庫
輸出ダムシンと称されて、金属面へ漆で描いた様々な図案を、化学薬品に浸して腐蝕させ、その凹刻面に、鉄サビ漆を沈ませて研ぎ出した上、金、青金、銀などのメッキをかけて、さらに精巧な毛彫りをかける。
――四半自叙伝―― 忘れ残りの記 青空文庫
今度はわたくしを連れて来たのを忘れたと見え、わたくしは置いてけぼりです。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
わたしをおいてけぼりにして。
菊池寛 第二の接吻 青空文庫
又は乞食に拾われた捨子の成り上り、置いてけぼりを喰った私生児、迷児の拾い落しなぞもあろう。
夢野久作 東京人の堕落時代 青空文庫
作例 · 標準
この古い銀の装飾品には、繊細な植物の模様が毛彫りで施されている。
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仏像の衣の表現には、しばしば細い線で毛彫りが用いられる。
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職人は、一点一点丁寧に毛彫りの技法を使って作品を仕上げていく。
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