カストリ雑誌
カストリざっし
名詞
標準
kasutori magazines
文例 · 用例
そこで私は、桂子と、夜昼なしの愛欲生活を送りながら、カストリ雑誌なぞにしきりに書きはじめた。
— 田中英光 『野狐』 青空文庫
カストリ雑誌とか何とか言われて、世間にもてはやされる有力誌の、いやしくも編輯者たるものは、須らくカストリぐらいは飲まざる可らず、などと言っているうちはさほどでもなかった。
— 豊島与志雄 『憑きもの』 青空文庫
然し、彼らは、カストリ雑誌ではなく、思想高遠、威名天下にあまねく、それらの偉大なる社に於ては、チンピラ記者といえども、カストリの如きは、飲まぬ。
— 坂口安吾 『カストリ社事件』 青空文庫
だから、オレがこんなカストリ雑誌の記者であるということは、つまり、パンパンの精神なんだ。
— 坂口安吾 『カストリ社事件』 青空文庫
「このオレが、貴様らの、カストリ雑誌の、社長に、なりたがって、いるとでも思うか。
— 坂口安吾 『カストリ社事件』 青空文庫
どうも実に、カストリ雑誌の唄い文句じゃなくて、レッキとした訴訟の答弁書なんだからね。
— その二 大岡越前守 『安吾人生案内』 青空文庫
新婚初夜の行事に、処女を犯すという表現は、カストリ雑誌以外ではチト無理でしょう。
— その二 大岡越前守 『安吾人生案内』 青空文庫
作例 · 標準
昭和20年代、カストリ雑誌は庶民の娯楽として人気を博した。
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古本屋で偶然見つけたカストリ雑誌は、当時の世相を色濃く反映していた。
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カストリ雑誌の復刻版を読んで、その独特な表現に興味を覚えた。
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社会史の研究で、戦後のカストリ雑誌が資料として使われることがある。
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