得てして
えてして
副詞頻度ランク #38137 · 青空 50 例
標準
often (happens)
文例 · 用例
こういう男は得てして生真面目な男を怒らせるものなのだが、豹一は自分で思っているほどには人から生真面目に思われない男だったから、莫迦にされてるような気はしたものの、すっかり腹を立てるまでには到らなかった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
(こういう青っぽい駈出しが、得てしてあと先も見ずに慾得もなしに、無茶なゴシップを書きくさるのや) 佐古の顔は急にほころびた。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
今月の「小旅行」などは力作でもなく彼としても別段快作といふほどのものでもなからうが、得てして斯様な雰囲気に附きまとふ鬱陶しさが無く、好もしき樸吶さに溢れて居り、わたしは早速と愛読したものであつた。
— 牧野信一 『浪曼的時評』 青空文庫
孔子の面が猴のようだったのじゃと吹き澄ましいたが、十六世紀に初めて出たモンキーなる英語を西暦紀元前二五五年蘭陵の令と為ったてふ荀子が知るはずなし、得てしてこんな法螺が大流行の世と警告し置く。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
だが、物の風味を細かく味いわけなければならない食味などいうものは、得てして実際よりも口さきの通がりの方が多いもので、見え坊な芸術家のなかには、どうかするとそんなものを見受けないこともない。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
善行にせよ、悪業にせよ、すべて男の勇敢な実行の背後には、得てしてこうした婦人の暗示が隠れているものだ。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
」女の見わけ6・16東京日日(夕) すべて女とさし向かひで話しをする場合には、男といふ男は得てして自分を利発な、賢い人間だと相手に思はせようとするものだが、女は男がどんな利発な目付をしてゐようと、それが自分に関係のないうちは、そんなものに少しも気をひかれることではない。
— 大正十四(一九二五)年 『茶話』 青空文庫
」三頭の驢馬7・26サンデー毎日 生意気盛りの学生といふものは、いたづらつ気の多いもので、得てして教師や目上の人にいろんな綽名をつけたり、からかつたりしてうれしがるものです。
— 大正十四(一九二五)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
人間は得てして、自分の間違いを認めにくいものだ。
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若い頃の情熱は、得てして歳とともに薄れていくものだ。
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忙しい日々が続くと、得てして健康がおろそかになりがちだ。
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