色里
いろざと
名詞
標準
red-light district
文例 · 用例
「不粋なこなさんぢや有るまいし、色里の諸わけをば知らぬ野暮でもあるまいし」という場合にも、異性的特殊性の公共圏内における価値判断の結果として、不粋と野暮とによって反価値性が示されている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
あまりに僧が子供のように色里の客になる態度を、人に正直に聞くので、それが可笑しいとて忽ち楼中の評判になった。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
ただ四五年の間絶えず茶屋酒に親んで来て修業が大分に積んで来た上の彼としては、野暮臭いことを云つて一一女の所行を数へ立てて、女房かなにかのやうに、色里の女を取扱ふことを潔しとしないやうに思つても居た。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
湯具に紐つけることはむかしは色里になかりしとぞ。
— 泉鏡花 『当世女装一斑』 青空文庫
色里の色の中とは思えぬ清寂な一とき。
— 岡本かの子 『茶屋知らず物語』 青空文庫
十六の歳から色里の人となって今が勤め盛りのお園の眼には、初心で素直で年下の六三郎が可愛く見えた。
— 岡本綺堂 『心中浪華の春雨』 青空文庫
色里の面白いことも苦しいことも知りつくしていた。
— 岡本綺堂 『心中浪華の春雨』 青空文庫
だのに突如として色里に野暮な叫び声があがりました。
— 旗本退屈男 『旗本退屈男 第一話』 青空文庫
作例 · 標準
彼は毎晩のように色里へと繰り出していたらしい。
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江戸時代の色里には、多くの文化が花開いた。
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寂れた港町の色里は、ひっそりと灯りをともしていた。
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