幕議
ばくぎ
名詞
標準
文例 · 用例
が、その頃の幕議としてはとてもそれに応ずる事が出来ぬ所より、余儀なく右の如き指令にもなったのである。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
その頃の幕議に長州出兵論というのがある。
— 駒井能登守の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
二、三年前オランダから買入れ値は小判で二万五千両、……その前安政二年の頃から幕府の人が長崎に行って蘭人に航海術を伝習して、その技術も漸く進歩したからこのたび使節がワシントンに行くに付き、日本の軍艦もサンフランシスコまで航海とこういう訳で幕議一決……」(『福翁自伝』)。
— 服部之総 『咸臨丸その他』 青空文庫
大慈悲 松の内が過ぎると、「赤穂浪人御処置」の問題は、俄然幕議にも輿論にも再燃して来て、世人は又、助命論と、断罪論のふたつに分れて、論争に熱してきた。
— 吉川英治 『新編忠臣蔵』 青空文庫