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余滴

よてき
名詞
1
標準
drippings
文例 · 用例
故に涙は反省の機会、余滴です。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
(縁側にどかりと腰をおろし)いかに我等国民学校教員が常に赤貧洗うが如しと雖も、だ、あに必ずしも有力者どもの残肴余滴にあずからんや、だ。
―――一幕三場 春の枯葉 青空文庫
若者の叫ぶ声が、桟橋の上で打ち振るハンケチの時々ぎらぎらと光るごとに、葉子の頭の上に張り渡された雨よけの帆布の端から余滴がぽつりぽつりと葉子の顔を打つたびに、断続して聞こえて来るように思われた。
有島武郎 或る女 青空文庫
開門驚烏鳥    門を開きて烏鳥を驚かせば、餘滴墮蒼苔    余滴蒼苔に堕ちぬ。
河上肇 閑人詩話 青空文庫
始めは雨垂れの余滴かと思った。
怪談抜地獄 釘抜藤吉捕物覚書 青空文庫
ああ、窓間一線の日光もまた、君恩の余滴にあらざるなし。
緒言 妖怪学講義 青空文庫
気がついてグッと呑んで、余滴をたらたらと水の上に落して、それを見るともなく見つめて無言。
壬生と島原の巻 大菩薩峠 青空文庫
そしてなお余滴まで舌なめずるごとく飲みほして、これを懐紙で一拭し、「いざ」 と、返した。
第八分冊 新書太閤記 青空文庫
作例 · 標準
彼の講演は本編も素晴らしかったが、質疑応答での余滴が特に印象的だった。
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著名な作家のエッセイには、本業では語られないような余滴が散りばめられている。
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晩酌の余滴を楽しむように、彼はゆっくりと書物を読み進めた。
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