熊捕り
くまとり
名詞
標準
文例 · 用例
熊捕りの名人の淵沢小十郎がそれを片っぱしから捕ったのだ。
— 宮沢賢治 『なめとこ山の熊』 青空文庫
それはアイヌが一ばん手柄にする熊捕りの競争を二人が始めたからです。
— 宮原晃一郎 『熊捕り競争』 青空文庫
四 熊捕りの競争はこれでまづ勝負なしでした。
— 宮原晃一郎 『熊捕り競争』 青空文庫
キクッタは毎日のやうに見舞つて、親切にいたはつてやりましたが、疵がなほると、一たん中止してゐた熊捕り競争を、ふたゝび始めることに、二人は相談をきめました。
— 宮原晃一郎 『熊捕り競争』 青空文庫
熊捕り競争では、僕すつかり負けた。
— 宮原晃一郎 『熊捕り競争』 青空文庫
ここに、親子の熊捕りの名人がいて毎年春の雪解け頃になると、白根火山のうしろに続く万座山の奥へ分け入って、四、五頭の熊を撃ち獲るのであるが、ある年親子の者が大熊を撃ち倒して、村の医者さまである義弟のところへ舁ぎこんだ。
— 佐藤垢石 『香熊』 青空文庫
昔から奥利根へは、出羽の熊捕り専門猟師が、越後の駒ヶ岳、八海山、牛ヶ岳などをへて入り込んできたのであるから、私は山形県や秋田県の山々が、熊の本場であろうと考えて、一度本場の熊の肉を賞味したいと希望していたところ、今回はからずも友人からの贈りものを得て出羽と越後の国境でとれた熊の肉を、たんのうした。
— 佐藤垢石 『老狸伝』 青空文庫