絵類
えるい
名詞
標準
文例 · 用例
また、草双紙、錦絵類に役者の似顔絵を描くことが禁止され、劇場建築に大さの制限が設けられる等、禁令禁止相次ぐ有様で、それにつれて、俳優の或は追放に処せられ、或は住居を取毀され、或は手鎖をはめられ、殊に罰金の刑に科せられるものなど、殆ど寧日なきほどであつた。
— 岸田國士 『演劇と政治』 青空文庫
『浮世絵類考』には姓氏を示さずして唯両国|薬研堀辺に住し文政頃の人となすのみ。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
第一篇は専ら『浮世絵類考』に基きて歌麿が生涯を記述し、漸次制作の錦絵につきて解説に批評を交へまたこれに必要なる日本一般の風俗伝説につきて懇切に記述する所あり。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
今これを通読するに画家の伝記は従来の『浮世絵類考』に拠りたるがためその誤謬をも合せ伝へたる点|尠からず。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
吾人は唯歌麿がかつて役者似顔絵を描かずとなせし『浮世絵類考』の選者が誤謬を明かにせんとするのみ。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
『増補浮世絵類考』に国直は豊国の門に入るに先立ちて明画を学びまた自ら北斎の画風に親しみ、新に一家を成さんとの意ありし事を記せり。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
明末に染附や赤絵類が沢山日本からの注文に応じて作られたことは、特筆されてよい。
— 柳宗悦 『赤絵鉢』 青空文庫
この窯が南方の青磁と北方支那の白絵類との結合たることは歴史的および地理的事実の示すとおりである。
— 柳宗悦 『工藝の道』 青空文庫