御撰
ぎょせん
名詞
標準
文例 · 用例
なお、挿絵のサンプルとして、三画伯の花鳥図同封、御撰定のうえ、大体の図柄御指示下されば、幸甚に存上候。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
空知太は何処等を御撰定か知らんが、最早目星ところは無いやうですよ。
— 國木田独歩 『空知川の岸辺』 青空文庫
それからも一ツは国中に布告を出して、「今度藍丸王様がお妃を御迎え遊ばすに就ては、国中で一番の美しい利口な女を御撰みになる事になった。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
一週間目の朝、藍丸王様が御自身で御撰みになるから」という事を知らせろとの事でした。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
此は、屡繰り返された事で、後の神楽・催馬楽・風俗・東遊、或は、古今集の大歌所の歌、梁塵秘抄の一部、ずつと降つて、後奈良院御撰を伝へる山家鳥虫歌の類に到るまで、大なり小なり、此目的を含んで居ないものはない。
— 折口信夫 『万葉集のなり立ち』 青空文庫
扨、主任司祭様には子供達のため絵図を御撰定遊ばした。
— OEVRES D'ARTHUR RIMBAUD 『ランボオ詩集』 青空文庫
その後の帝紀御撰述、諡号御定め等、勅諚にて学習院に抑付けられたき事なり。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
彼の厳冬酷暑を冒し郡内を奔走せし位の事実を以て揚々とし或は殊更に民力休養を唱え政府の提出案とし云えば利害損失をも調査せず、一も二もなく否決に雷同するが如き代議士は国家の不為と奉存候間今回は是非共実業に慧敏なる沈着家を御撰出相成様尽力被下度為国家奉企望候頓首。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫