若湯
わかゆ
名詞
標準
first hot bath on New Year's Day
文例 · 用例
般若湯を少しばかり、幸ひ腥を口にせぬ場合で、思出すに丁ど可い。
— 泉鏡太郎 『松の葉』 青空文庫
私は二合入の空瓶を拾うて戻つた、行乞途上、般若湯を詰めて持つてあるく用意として。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
……待つてゐた敬坊がやつてきてくれた、間もなく樹明君もきてくれた、お土産の般若湯がうまいことうまいこと。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
昨夜の般若湯の残りがあろう。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
切れる様な水で顔を洗ひ、囲炉裡にどんどと焚いて、お茶代りの般若湯を嘗めてゐると、やがて味噌汁が出来、飯が出た。
— 若山牧水 『木枯紀行』 青空文庫
「てかてか顔のほてっているところを見ると、またひのき稲荷へ回って、般若湯でも用いてきたな」「冗、冗談じゃございませんよ。
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
何の用じゃ」「えッへへへへ、どうもね、この通り般若湯ですっかり骨までも軟かくなったんで、うれしまぎれに御殿様の御容子を拝見に参ったんでござんす。
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫
それからお坊さんの間ではお酒の事を「般若湯」といいます。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
作例 · 標準
元旦の朝、一年間の無病息災を願って若湯に入るのが、我が家の習わしだ。
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旅館の正月プランには、縁起の良い若湯のサービスが含まれていた。
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一番風呂である若湯に浸かり、心身ともに清らかな気持ちで新年を迎えた。
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