長口上
ながこうじょう
名詞
標準
long-winded speech
文例 · 用例
で、これをまず君の方に納めて、あらためて五円にして貸してくれるわけにはいくまいかな」「いいとも」 園はその長口上を少しまどろこしそうに聞いているらしかったが、人見の言葉が終るとすぐにこういって、机の方に向きなおった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
――一九二三年四月三十日、パリにて――牢屋の歌一パリにすきなこと二つあり女の世話のないのと牢屋の酒とたばこ へたな演説には、きっと長口上の、何やかの申しわけの前置きがある。
— 大杉栄 『日本脱出記』 青空文庫
と、まず前置きの前置きをして置いて、さて、そろそろと長口上に移る。
— 大杉栄 『日本脱出記』 青空文庫
又人が話をするのにぐづ/\したり、長口上を述べるのを甚だしく嫌つたが、極めて卑賤な者や、最も卑しい奴僕に対しても心おきなく話をしかけた。
— ――ヨワン・シローテの殉教―― 『イノチガケ』 青空文庫
」 右の通り申し上げ候事 これがハリスの長口上だ。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
一生懸命、花嫁の長口上をしゃべっているとついそう思わずにはいられなかった。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
また日本の三味線、琵琶に似たところのギターとマンドリン、それに合わせて歌いまするそのあでやかな人と音色……長口上は恐れあり、早速ながら演芸にとりかからせまする」 春日長次郎はかなりの能弁で、一通り由来を述べ終って卓の上なる鈴を振ると、後ろの幕が二つに裂けて、そこから賑やかな音楽が湧き起りました。
— 白骨の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「さて、長口上はこれにとどめ、いよいよ、喰うか喰われるか、猛獣血闘の実演をごらんに供するでござりましょう」 鞭を斜に構えて、気取ったお辞儀をすると、金ピカ猛獣使いは、舞台の隅にしりぞいて、道具方に合図をした。
— 江戸川乱歩 『人間豹』 青空文庫
作例 · 標準
社長がまた長口上を始めたので、皆が退屈そうにしている。
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彼の長口上はいつも、結論までが遠い。
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政治家の長口上を聞きながら、早く終わらないかと願った。
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