持経
じきょう
名詞
標準
文例 · 用例
宮の持経は六条院がお手ずからお書きになったものである。
— 鈴虫 『源氏物語』 青空文庫
『大毘盧遮那加持経』に、人の諸心性を諸動物に比べた中に、広大なる資財を思念するを竜心と名づけた。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
支那で馬に因んで驚駭と書き『大毘盧遮那加持経』に馬心は一切処に驚怖思念すとあるなど驚き他獣の比にあらざるに由る。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
「日本の平清盛と申す人は、摂津和田の岬四面十余町に家をつくり、本日の法会のように、数多くの持経者を呼んで、説法、勤行を務めております」 というと、閻魔も大変喜んで、「うん、あの入道は、唯人ではない、実は慈慧僧正の生れ変りで、天台の仏法を護るため、日本に再誕せられた人なのじゃ。
— 第六巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
文覚の行き方は「今昔物語」などが語っている“持経者”――つまり大峰や那智や高野などの深山幽谷を、修行の道場とした一群の仏者と性質が似かよっている。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫