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糸鋸

いとのこ異読 いとノコ
名詞多音語
1
標準
fretsaw
文例 · 用例
なにを作るかは判然としないが、小さいけれども樫材の頑丈な小机と、小刀や各種の鑿、糸鋸、特別に誂えたらしい小さなまんりき、三種類ほどの錐などが道具で、材料は上質の象牙と、鉛の延棒だけであった。
山本周五郎 季節のない街 青空文庫
――仕事のあいだも物音はたてない、錐を使い各種の鑿、糸鋸の類を使っても、殆んど音が聞えないのだ。
山本周五郎 季節のない街 青空文庫
すくなくとも肚の底では考えていても、口に出していうものはないとのことである。
黒島傳治 田舎から東京を見る 青空文庫
人間もやはり自然界の一存在で、その住んでいる土地に出来るその季節の物を摂取するのが一番適当な栄養摂取方法で、気候に適応する上からもそれが必要で、台湾にいれば台湾米を食い、バナナを食うのが最も自然で栄養上からもそれがよいとのことである。
黒島傳治 外米と農民 青空文庫
その報告はいつも同じことで、夜になっては紙屋の息子のほかに誰も出這入りするものは無いとのことであった。
女行者 半七捕物帳 青空文庫
それからだんだん訊いてみると、コンムニチー・シェーターというのは一種の会員組織のようなもので、突然に押蒐けて行っても入場が出来るかどうだか判らないとのことでした。
岡本綺堂 米国の松王劇 青空文庫
係りの役人に逢って訊いてみると、杉野大三郎どのはまだ到着されないとのことであった。
朝顔屋敷 半七捕物帳 青空文庫
午後、街へ出かけた、焼杉下駄を買ふ、二十一銭、これで二ヶ月は大丈夫だ、冬村君の仕事場へ寄る、弟さんだけしかゐない、蝮蛇疵は大したことがないとのこと、それは結構、安心する、さらに樹明君を学校に訪ねる、元気いつぱい、うれしいことだ。
伊佐行乞 行乞記 青空文庫
作例 · 標準
細かい曲線を描くために、木工細工師は糸鋸を巧みに使っていた。狙った通りに木材を切り抜くには、集中力と繊細な技術が必要だ。彼はこの糸鋸で、複雑な模様の彫刻を完成させた。 'この複雑な模様も、糸鋸があれば怖くないよ'と、彼は自信満々に語った。
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