来住
らいじゅう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
coming and residing (in a place)
文例 · 用例
十数年来住める身の、得三もこは知らざるなり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
それでなくとも、十年来住みなれて来ながら、一生ここで暮せようとは思えなくなった家に、めっきり親しみがなくなって来たお島は、よく懇意の得意先へあがっていって、半日も話込んでいた。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
允成がこの店を借りたのは、その年正月二十二日に従来住んでいた家が焼けたので、暫く多紀桂山の許に寄宿していて、八月に至って移転したのである。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
その従来住んでいた家も、余り隔たっていぬ和泉橋附近であったことは、日記の文から推することが出来る。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
それにしても、このAという青年は、それ以来住所不定となって全国をふらふらさ迷うようになり、ときどき意外なところがら風のような葉書をぽつりとくれるようになったりした。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
此甥は裁判所の書記で先づ今日には差支なく暮して居たから、今迄も清に来るなら来いと二三度勧めたのだが、清は仮令下女奉公はしても年来住み馴れた家の方がいゝと云つて応じなかつた。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
この甥は裁判所の書記でまず今日には差支えなく暮していたから、今までも清に来るなら来いと二三度勧めたのだが、清はたとい下女奉公はしても年来住み馴れた家の方がいいと云って応じなかった。
— 夏目漱石 『坊っちゃん』 青空文庫
「年来住み古るしたる住宅は隣家|蔦屋にて譲り受け度旨申込有之、其他にも相談の口はかかり候えども、此方に取り極め申候。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
作例 · 標準
彼は海外からの来住者として、この町に新しい風を吹き込んだ。
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来住してまだ間もないが、すっかりこの地域の生活に慣れた。
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新しい文化の来住は、その土地に多様性をもたらす。
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