まさかの時
まさかのとき
表現
標準
in time of need
文例 · 用例
まさかの時には困るのじゃないかしら。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
銀子は退屈しのぎというだけでなく、まさかの時にはいつ何時|撥をもつことにならないとも限らないので、もとから清元が地だったので、六十に近い女の師匠に出稽古をしてもらい、土橋を稽古していた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
まさかの時には私は、あの二十円の結納金の半分をかえしてもらうつもりでいた。
— 太宰治 『帰去来』 青空文庫
まさかの時には父子が手をひいて立退くまでのこと。
— 岡本綺堂 『修禪寺物語』 青空文庫
尤も氏政にしてみれば徳川家康がその親戚であるから、まさかの時は何とかして呉れる位には楽観して居たのだろう。
— 菊池寛 『小田原陣』 青空文庫
自宅に歸ると細君から苦情が出た、何日には何處に出るといふ風の豫定を作つておいて貰ふか毎日行く先々から電報でも打つて貰はぬことにはまさかの時に誠に困るといふのである。
— 草鞋の話旅の話 『樹木とその葉』 青空文庫
まさかの時にそんな挨拶を聞くくらいなら、お前なんぞに用はないのだ」 彼女は怒って立ち去ろうとするのを、一行は追いかけて、頻りによんどころない事情を説明して聞かせたが、王婆は見返りもせずに出て行ってしまった。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
これは、死んでゆく父が娘の賢きを知り抜き、隠さずに宝を譲ったのを、娘がまさかの時に用いんとて、よく隠し置いたので、『藩翰譜』に出でた山内一豊の妻などと似た行いだ。
— 南方熊楠 『易の占いして金取り出だしたること』 青空文庫
作例 · 標準
まさかの時のために、非常食と水を備蓄している。
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困ったときには、まさかの時に助けてくれる友人がいると心強い。
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まさかの時に慌てないよう、日頃から準備を怠らないようにしよう。
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