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大福帳

だいふくちょう
名詞
1
標準
(Edo-period) account book
文例 · 用例
障子を透かして、疊凡そ半疊ばかりの細長い七輪に、五つづゝ刺した眞白な串團子を、大福帳が權化した算盤の如くずらりと並べて、眞赤な火を、四角な團扇で、ばた/\ばた、手拍子を拍つて煽ぐ十五六の奴が、イヤ其の嬉しいほど、いけずな體は。
泉鏡太郎 松の葉 青空文庫
大福帳のやうな形で、さはるとぬくとい紙で出来てゐた。
新美南吉 良寛物語 手毬と鉢の子 青空文庫
折から夏のことなるに、道春、家城が家に居ながら、しきりに眠りを催しければ、側にありたる大福帳を引きよせ、枕にして、宰予が楽しみに周公をや夢みられしと思わる。
南方熊楠 失うた帳面を記憶力で書き復した人 青空文庫
事務処理の手順が一新され、江戸以来使われてきた大福帳に代わって、洋式の帳簿にペンで書き込むスタイルが普及しはじめました。
富田倫生 本の未来 青空文庫
千両|函、大福帳、蕪、隠れ蓑、隠れ笠、おかめの面などの宝尽くしが張子紙で出来て、それをいろいろな絵具で塗り附ける。
熊手を拵えて売ったはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
そうして、金箔がぴかぴかして、帳面には大福帳とか大宝恵帳なぞと縁喜よい字で胡粉の白い所へ、筆太に出し、千両函は杢目や金物は彩色をし、墨汁で威勢よく金千両と書くのです。
熊手を拵えて売ったはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
べらぼうめ、ほんとうにおどろくな――ええと、なるほど、これが大福帳だね。
死人ぶろ 右門捕物帖 青空文庫
どこから見つけ出したんだ」「この大福帳にはさんであったんですよ。
死人ぶろ 右門捕物帖 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の商人は、この大福帳に日々の取引を細かく記録していた。
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時代劇のセットとして、墨で文字が書かれた大福帳が置かれている。
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店先で丁稚が一生懸命に大福帳を整理している姿が目に浮かぶ。
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ウィキペディア

大福帳(だいふくちょう)とは江戸時代・明治時代の商家で使われていた帳簿の一種。

出典: 大福帳 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0