御辞儀
おじぎ
名詞
標準
文例 · 用例
そればかりは決して御辞儀申さぬぞ。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
御辞儀無しに貰おうという腹さ、空腹い腹だね。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
へこへこ御辞儀をして物を貰うなあちっとも嬉くねえてね。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
鶴吉は箸をつける前に立上つて、仏壇の前に行つて、小つぽけな白木の位牌に形ばかりの御辞儀をすると、しんみりとした淋しい気持になつた。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
帰りがけに仏壇に行つて、灯心を代へて、位牌に一寸御辞儀をした。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
御辞儀一つで人を愚弄するよりは、履物を揃えて人を揶揄する方が深刻ではないか。
— 夏目漱石 『趣味の遺伝』 青空文庫
始めて三千代に逢つた時、三千代はたゞ御辞儀をした丈で引込んで仕舞つた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
代助は父の前へ出て、叮嚀に御辞儀をした。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫