黒鴨
クロガモ異読 くろがも
名詞
標準
common scoter (Melanitta nigra)
文例 · 用例
※々、轟々、轣轆として次第に駈行き、走去る、殿に腕車一輛、黒鴨仕立華やかに光琳の紋附けたるは、上流唯一の艶色にて、交際社会の明星と呼ばるる、あのそれ深川綾子なり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
安|旅宿の辻の角から、黒鴨仕立の車夫がちょろりと鯰のような天窓を出すと、流るるごとく俥が寄った。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
黒鴨の俥夫が、後から、横から、飛廻って、喚くを構わず、「チンツン、さすがの勇者もたじたじたじ、チチレ、トツツル、ツンツ、ツンツ、こずえ木の葉のさらさらさら、チャン、チャン、チャンチャンラン、チャンラン、魔風とともに光邦が、襟がみつかんで……おほほ、ははは、ちゃっちゃっ、ちゃっ。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
よぼよぼの老いた車夫が町に買い物に行った田舎の婆さんを二人乗りに乗せて重そうにひいて行くのもあれば、黒鴨仕立のりっぱな車に町の医者らしい鬚の紳士が威勢よく乗って走らせて行くのもある。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
すると留守に黒鴨のこしらえでリッパな車夫がきて。
— 三宅花圃 『藪の鶯』 青空文庫
いわゆる黒鴨|出立ちであった。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫
「感嘆してござるよ、立派な腕前」「大変な黒鴨が出やアがった。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫
いずれ可い物でもくれるのだろう」 可笑しくなったので若侍は、「お弱うござんしたからな、先方が」「なかなかもって」と黒鴨の武士は、「彼等も相当の手利きでござる」「ははあ」と云ったが感付いた。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫
作例 · 標準
冬の渡り鳥として、この湖には毎年たくさんの黒鴨が飛来する。
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黒鴨は、全身が黒い羽毛で覆われた美しい水鳥だ。
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バードウォッチングで、黒鴨の群れが水面を優雅に泳ぐ姿を観察した。
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ウィキペディア
黒鴨(くろがも)は山形県西置賜郡白鷹町の大字。
出典: 黒鴨 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0