滑々
ぬめぬめ異読 ヌメヌメ
副詞副詞-と動詞-サ変
標準
wet and glistening
文例 · 用例
その真赤な宝石の色の鮮かさは、真白い滑々の象牙の中に埋まって不気味な迄に生き/\として――何故かそんな感じがしました――燦っているのでした。
— 渡辺温 『象牙の牌』 青空文庫
加之肌が眞ツ白で滑々してゐる。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
その蝋燭が滑々と手に触る、……扱帯の下に五六本、襟の裏にも、乳の下にも、幾本となく忍ばしてあるので、ぎょっとしました。
— 泉鏡花 『菎蒻本』 青空文庫
(柿があるか、剥けやい、)と涎で滑々した口を切って、絹も膚にくい込もう、長い間枕した、妾の膝で、真赤な目を※くと、手代をじろり、さも軽蔑したように見て、(何しとる?
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
あの龍のような不格好な老樹が、もし滑々した肌をもっていたら、それはとても見られたものではないでしょう。
— 佐左木俊郎 『季節の植物帳』 青空文庫
白い頬が、滑々と寄つた時、嘴が触れたのであらう、……沢は見る/\鼻のあたりから、あの女の乳房を開く、鍵のやうな、鸚鵡の嘴に変つて行く美女の顔を見ながら、甘さ、得も言はれぬ其の餅を含んだ、心消々と成る。
— 泉鏡花 『貴婦人』 青空文庫
青黒く、滑々とした背膚の濡色に、星の影のチラ/\と映す状は、大鯰が藻の花を刺青したやうである。
— 泉鏡花 『妖魔の辻占』 青空文庫
そして滑々した樹の肌をひとしきり手で撫でまわした後、私はそっと自分の背を幹にもたせかけた。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
作例 · 標準
長く放置された風呂場は、床がぬめぬめしていた。
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深海魚は、体がぬめぬめして捕まえにくい。
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湿気の多い場所では、壁がぬめぬめとしてカビが生えやすい。
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