葉切り
はきり
名詞
標準
文例 · 用例
* Edwin Cannan, Wealth, 1915. 蟻の一種に葉切り蟻という者あり、熱帯地方に繁殖す。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
かくのごとくこの蟻は木の葉を切っては巣に持ち帰るので、それで葉切り蟻と名づけられているのであるが、彼らはなんのためにかかる労働をなしつつあるか。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
(十月四日) 五の二 きょうはきのうの葉切り蟻の話の続きである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
専門の博物学者にはあらざれども、昆虫の生活状態を研究することに特別の趣味を有しいたる人にて、この人が初めてこの葉切り蟻が菌を培養しつつあることを発見したのである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
ベルト氏は葉切り蟻の巣をばただに土地の表面より観察するばかりでなく、さらに土を掘って巣の内部をのぞいてみたのである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
* Edward Step, Marvels of Insect Life, 1915. pp. 28--34. さて葉切り蟻が菌を栽培せる様子はだいたい上述のごとくであるが、これはよく考えてみると、実に驚くべきことである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
そこで年じゅう一定の菌を食べようと思えば、暗い場所へ菌の床を作って温度を加減して行かねばならぬので、現に今日われわれ人間が菌の人工培養をするのは、つまりそういう方法によってやっているのであるが、この葉切り蟻は人間よりも先にそういうことを発明しているのである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
さて私が前回に葉切り蟻の話をしたのは、昆虫社会にもなかなか経済の発達した者がいるという事を示さんがためであった。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫