継娘
ままむすめ
名詞
標準
stepdaughter
文例 · 用例
その継娘は、優しい、うつくしい、上品な人だったが、二十にもならない先に、雪の消えるように白梅と一所に水で散った。
— 泉鏡花 『縷紅新草』 青空文庫
源氏は恋人とその継娘が碁盤を中にして対い合っているのをのぞいて見ようと思って開いた口からはいって、妻戸と御簾の間へ立った。
— 空蝉 『源氏物語』 青空文庫
それはおかしい、処女でない新妻を少将はどう思うだろうと、その良人に同情もされたし、またあの空蝉の継娘はどんな気持ちでいるのだろうと、それも知りたさに小君を使いにして手紙を送った。
— 夕顔 『源氏物語』 青空文庫
紫夫人は小説にある継娘の幸運のようなものを実際に得ていたのである。
— 榊 『源氏物語』 青空文庫
落窪の姫は、昔から日本にある悲劇女主人公、継娘であった。
— ――誰がために―― 『衣服と婦人の生活』 青空文庫
さてここに注目されていることは、不幸なめぐりあわせに陥った被害者が、その家庭で継娘という立場にあったことである。
— 宮本百合子 『女の手帖』 青空文庫
昔から可哀そうな少女のお話の女主人公は継娘ときまっていて、ヨーロッパにも「シンデレラ」の物語がある。
— 宮本百合子 『女の手帖』 青空文庫
それから三日の後、おタマは夜明け前に起きたが、すでに継娘が夜中に居なくなっていることに気づいた。
— RED BRIDAL 『赤い婚礼』 青空文庫