舞い戻る
まいもどる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to come back
文例 · 用例
それから、四五日も看病してやったろうか、いよいよ宿や医者への支払いにさし迫られたので、たまりかねて婆さんを背負って、綱不知から田辺へわたり、そこから船で大阪へ舞い戻るまで、随分おれは情けない目を見た。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
処で、炎天を舞い戻ると、もう東京じゃ、誰も対手にしないことを知ってますから、一番自前で遣ろうというんで方々捜したそうですがね。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
鶯はおおかた古巣へ舞い戻るであろう」 その謎は市之助にもよく判った。
— 岡本綺堂 『鳥辺山心中』 青空文庫
――殺された結果、僕は一体どういうことになるのか、元の世界へ舞い戻ることになるのか、それともあたり前の死のように、たちまち意識は消えて、それなりけりとなるのか、どうなんだろう?
— 海野十三 『海底都市』 青空文庫
かくて高坂甚内は、箱根山に籠って悪事を働いていたが、詮議が厳しく、箱根山の住居もなり難く、そこを立退いて諸国を徘徊していたが、やがて再び江戸に舞い戻ると赤坂に住居を構え、例によって辻斬、強盗のほかには、表面は剣術を人に教え、内実は無頼の徒を集めて博奕を業としていた。
— 小名路の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
今日明日のうちにはあの女に厭気がさして、またペテルブルグへ舞い戻るだろうよ。
— ДУЭЛЬ 『決闘』 青空文庫
「敵の中に、か弱い女の身で、和子二人を抱え、どんなに苦労されているかと思えば、心はたちまち、京の空に舞い戻る心地がする。
— 第十巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
ここでは、丁度自然科学に於て、すでに決定された理論上の諸結果へ客観的な理由なくして舞い戻ることが許されないように、理論の歴史的な歩みをフイにして過去の任意の理論の前進面から出発することなどは許されない。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫
作例 · 標準
一度は都会の華やかさに憧れて家を出た彼だが、数年後には静かな故郷の村へ舞い戻ってきた。
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出し忘れた重要書類があることに駅のホームで気づき、慌てて会社へ舞い戻る。
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厳しい冬を越すために南へ渡っていた鳥たちが、春の訪れとともに再びこの湖へ舞い戻った。
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