覗き込み
のぞきこみ
名詞
標準
文例 · 用例
セコンドメイトは、私が頭を抱えて濡れた海苔見たいに、橋板にへばりついているのを見て、「いくらか心配になって」覗き込みに来るだろう。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
ほんとに歩けないのかい」と、私の顔を覗き込みに来るだろう。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
(数枝)(不思議そうにあさの顔を覗き込み)お母さん、いやだわ、そんな真面目な顔して。
— ―――三幕 『冬の花火』 青空文庫
」私は、はつとして暗闇の中の禅師さまの顔を覗き込みました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
――旅のあわれを味わおうと、硝子張りの旅館一二軒を、わざと避けて、軒に山駕籠と干菜を釣るし、土間の竈で、割木の火を焚く、侘しそうな旅籠屋を烏のように覗き込み、黒き外套で、御免と、入ると、頬冠りをした親父がその竈の下を焚いている。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
」と私を慰め諭すように言って、私の顔を覗き込み、「ごめんよ。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
」 リサは闇の中に顔を近づけて覗き込みながら言った。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
十八、九なのが二つ三つ年上の編物を覗き込みながら、 ――あんた、まだそれっぽっち。
— 岡本かの子 『巴里の秋』 青空文庫