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頑是

がんぜ
名詞
1
標準
distinction between right and wrong
文例 · 用例
お寒いのに、なぜ、おとり申上げた村里の宿へお出でになりませんの」 翁は頑是ない子供が、てれながら駄々を捏ねるように、掌に拳を突き当てつつ俯向き勝ちにいった。
岡本かの子 富士 青空文庫
それが却って葛飾を一層怒らせることになって、挙句の果に葛飾は、ヒステリイを起してまるで頑是ない子供のようにむしゃぶりつく美代子を振りもぎって戸外へ飛び出して行った。
渡辺温 遺書に就て 青空文庫
かの女は、むす子が頑是ない時分から、かの女の有り剰る、担い切れぬ悩みも、嘆きも、悲しみも、恥さえも、たった一人のむす子に注ぎ入れた。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
頑是ない時分のむす子は、怪訝な顔をして「うん、うん」と頷いていた。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
頑是ない息子は、それでも「あい、――あい」と聴いていた。
岡本かの子 雛妓 青空文庫
ひとり、髪を梳く窓の夕まぐれ、あなたが私の娘に感じられたり、私が却ってあなたの頑是ない娘で、お乳を呑まして貰い度かったり、恥しいことながら、蝶子さん、あなたはこれをどうして呉れますか。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
ぶり返す度に母は愈々こどものように頑是なくなって極度に死を惧れながら、食慾は慎めないのでした。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
所詮かの女は頑是ないこどもの大人である。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
作例 · 標準
幼い子供はまだ頑是がつかず、善悪の判断もおぼつかないものだ。
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「いい年をして、そんな頑是もわきまえない振る舞いはよしなさい」
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彼はまだ頑是のない年頃だが、時折ハッとするような鋭い洞察を見せることがある。
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