デカダン
デカダン
形容動詞
標準
decadent
文例 · 用例
さうしてサムボリスムなる名称のきまるまで、その一派は「デカダン派」を以て自称してゐることを思い合せて貰はう。
— 中原中也 『夭折した富永』 青空文庫
思ふにデカダン芸術が好調子であつた時といふのは、猶実生活人の側に健康の或物が可なりに存し、それが崩解しかけてゐたが、崩解してしまつてはゐなかつた時であるやうに思はれる。
— 中原中也 『アンドレ・ジイド管見』 青空文庫
デカダン派が好調子であつた場合は、デカダンな生活をすることが当時の実生活の空気に対して程よい反撥となつたのである。
— 中原中也 『アンドレ・ジイド管見』 青空文庫
かかる教育は、文化の衰滅を招來するところの、憂ふべきデカダンスの教育ではあるけれども、斷じてその健全なる向上を計るものではないのである。
— 萩原朔太郎 『童話と教育について』 青空文庫
新古今集の和歌は、亡び行く公卿階級の悲哀と、その虚無的|厭世感の底で歔欷しているところの、艶に妖しく媚めかしいエロチシズムとを、暮春の空に匂う霞のように、不思議なデカダンスの交響楽で匂わせている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
デカダン時代の風雅に養成された彼は、今日の唯物的健康なるものに対して悉く反噬する。
— ――朝と昼―― 『巴里のキャフェ』 青空文庫
だが諸君にして、もしそれを仮想し得ないとするならば、私の現実に経験した次の事実も、所詮はモルヒネ中毒に中枢を冒された一詩人の、取りとめもないデカダンスの幻覚にしか過ぎないだろう。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
それがロオマンチックの詩人であったり、デカダンであったりするのです。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
作例 · 標準
彼の小説には、デカダンな雰囲気が漂っている。
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現代社会の一部には、デカダンな文化が見られる。
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豪華絢爛な装飾は、かつてのデカダンな時代を思わせる。
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