片旅籠
かたはたご
名詞
標準
one-night stay (with just breakfast or dinner)
作例 · 標準
江戸時代の宿場町では、夕食か朝食のどちらか一食のみを供する「片旅籠」という宿泊形態があり、旅費を切り詰めたい旅人に重宝された。
「今宵は到着が遅うございますゆえ、片旅籠で結構にございます」と、旅籠の主(あるじ)に手短に告げて奥へと通った。
街道沿いの茶屋で出会った商人は、昨晩の宿が片旅籠だったせいで、朝から腹が減って歩くのが辛いとぼやいていた。
当時の旅籠の標準は一泊二食付であったが、急ぎの旅や経済的な事情から、一食を省いた片旅籠を利用する者も少なくなかった。