ふんだん
ふんだん
形容動詞
標準
plentiful
文例 · 用例
空気だの、日光だの、水などと云ふものは、そいつがふんだんにある場合には、些も不自由を感じないし、従つて有難味も分らないものだが、一旦、無いとなると、さあ事だ。
— 葉山嘉樹 『井戸の底に埃の溜つた話』 青空文庫
從つてあんまり露骨に奇々怪々だつたり、ふんだんに血潮やピストルが飛び出したり、厭やに眼まぐるしく探偵や犯人の隱現出沒する探偵小説はほんとの面白味には乏しい。
— 南部修太郎 『探偵小説の魅力』 青空文庫
この宗門の戒名には、おなじのがふんだんですよ。
— 泉鏡花 『露萩』 青空文庫
路ばたでも竹の子のずらりと明るく行列をした処を見掛けるが、ふんだんらしい、誰も折りそうな様子も見えない。
— 泉鏡花 『半島一奇抄』 青空文庫
」 ――さだめしお飯をふんだんに食つたらう―ても情ない事をいふ―と、喜多八がさもしがる。
— 泉鏡花 『遺稿』 青空文庫
富豪自身は期せずして良民の呼吸の為めにふんだんな酸素を分配して居るのである。
— 岡本かの子 『かの女の朝』 青空文庫
此の空地にはふんだんに雑草が茂っている。
— 岡本かの子 『かの女の朝』 青空文庫
そのためには自分の愛が、第一義もしくはそれ以上に高潮したものである事を、相手の女性のそれぞれに対してふんだんに示さなければなりませぬ。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
作例 · 標準
会場のあちこちにふんだんな花が飾られ、結婚式は華やかな雰囲気に包まれていた。
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祖母の家に行くと、いつもふんだんなご馳走でもてなしてくれるのでお腹がいっぱいになる。
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この地域は湧き水が豊富で、昔からふんだんな水資源を利用した酒造りが盛んに行われてきた。
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