万年青
おもと異読 まんねんせい・オモト
名詞
標準
Japanese sacred lily (Rohdea japonica)
文例 · 用例
「冬」は雪持の万年青に紅い実ののぞいてゐるところである。
— 木下杢太郎 『本の装釘』 青空文庫
それでやはり不用意に写して置いた庭の万年青の写生画一枚を上げた。
— 木下杢太郎 『本の装釘』 青空文庫
四十五年五月万年青ほれ/″\と空に小鳥をとりにがし、君涙して悲めどそれもせんなや。
— 北原白秋 『緑の種子』 青空文庫
ひと鉢の万年青すら、いまはその児に、手をのべてこそ匍ひ寄りし君がその児に、人妻よ、二人してふかく秘めたる赤き実も遂に知られて、あまつさへ、もぎりとらるゝ。
— 北原白秋 『緑の種子』 青空文庫
その窓の障子が一尺ばかり明いていて、卵の殻を伏せた万年青の鉢が見えている。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
そして丁度真ん前に来た時に、意外にも万年青の鉢の上の、今まで鼠色の闇に鎖されていた背景から、白い顔が浮き出した。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
間もなく窓に現れた小僧は万年青の鉢の置いてある窓板の上に登って、一しょう懸命背伸びをして籠を吊るしてある麻糸を釘からはずした。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
例の万年青や兎とおなじわけで、理窟も何もあったものじゃありません。
— 冬の金魚 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
例句