花盗人
はなぬすびと
名詞
標準
person who steals flowers (esp. cherry blossoms)
文例 · 用例
柚子盗人が来たやうだ、いつぞやは花盗人が来たが。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
可愛い花盗人来襲、彼等は物の私有といふことを知らないほど純でうぶなのだ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
自分の体が大事なら、花盗人に3695油断すな、指環を嵌めて貰うまで。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
各国の刑法で之を普通の窃盗と一律に罰しているか否かは、僕は知らぬが、俗説としては、本盗人は花盗人の一種であるから、寛大に取扱ってやれと云う議論と、愛書家に取って此位恐る可き敵はないから、出来得る限り厳罰に処せよと云う硬派の主張とがある。
— 辰野隆 『愛書癖』 青空文庫
昨年来、まったく訪客の絶えたこの鶉坂には、よしやそれが、花盗人でも珍しい跫音だった。
— 吉川英治 『牢獄の花嫁』 青空文庫
或いは、そろそろ暮夜ひそかなる花盗人を真似て、一度や二度ぐらいは、茶々の君に声をたてられて、逃げ帰っておられるやもしれない。
— 第十分冊 『新書太閤記』 青空文庫
柳にかけたる紅の袍は、快くそれがしに渡し給え」 大音あげて、文聘がいうと、「何者ぞや、花盗人は。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫
十一年前の花盗人が、それを返しに来たような巡り合せか。
— 千早帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
夜桜見物の後、一部の心ない花盗人が、まだ咲いている桜の枝を折って持ち去った。
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博物館の庭園では、貴重な花々を守るために、花盗人への注意喚起の看板が設置されている。
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「あんなにきれいな桜なのに、花盗人なんて許せない!」
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