狐族
きつねぞく
名詞
標準
文例 · 用例
その神の森を遠く囲繞し、茅葺小屋や掘立小屋や朽葉色の天幕が、幾何学的の陣形を作り、所在に点々と立っているのは、これぞ水狐族と呼ばれるところの、巫女どもの住んでいる部落であった。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
船の上から頼正は水狐族の部落を眺めていたが、たちまちその眼を湖上へ返すと、颯と扇を頭上に上げた。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
」「水狐族めの復讐じゃ!
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
生首をくわえた水狐族の巫女が、苔蒸した石棺に腰かけている!
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
そうではあるまい、これは水狐族に相違ない」「あッ、なるほど!
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
「いかさまこれは水狐族であろう。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
水狐族なら祟る筈だ」「そうだこれは祟る筈だ。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
たかが相手は水狐族の娘、拙者必ず槍先をもって悪魔退散致させましょう」 ――で、運八はその日の夜、手慣れた槍を小脇に抱え、城の奥殿若殿のお部屋の、庭園の中へ忍び込み、様子いかにと窺った。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫