逶
逶
名詞
標準
文例 · 用例
盛岡から青森へ、北上川に縺れて|逶※と北に走つた、坦々たる其一等道路(と村人が呼ぶ)の、五六町並木の松が断絶えて、両側から傾き合つた茅葺勝の家並の数が、唯九十何戸しか無いのである。
— 佐左木俊郎 『文学に現れたる東北地方の地方色』 青空文庫
夜半の滿潮に打上げられた海藻の、重く濕つた死骸が處々に散らばつて、さも力無げに逶※つて居る許り。
— 石川啄木 『漂泊』 青空文庫
盛岡から青森へ、北上川に縺れて逶※と北に走つた、坦々たる其一等道路(と村人が呼ぶ)の、五六町並木の松が斷絶えて、兩側から傾き合つた茅葺勝の家並の數が、唯九十何戸しか無いのである。
— 石川啄木 『天鵞絨』 青空文庫
何の風情もない、饅頭笠を伏せた様な芝山で、逶※した径が嶺に尽きると、太い杉の樹が矗々と、八九本立つてゐて、二間四方の荒れ果てた愛宕神社の祠。
— 石川啄木 『赤痢』 青空文庫
夜半の満潮に打上げられた海藻の、重く湿ツた死骸が処々に散らばツて、さも力無げに逶※つて居る許り。
— 石川啄木 『漂泊』 青空文庫
盛岡から青森へ、北上川に縺れて逶※と北に走つた。
— 石川啄木 『天鵞絨』 青空文庫
田の中を逶つた路が細い。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
今迄お利代の坐つてゐた所には、長い手紙が拡げたなりに逶※つてゐた。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫