恋風
こいかぜ
名詞
標準
love's zephyr
文例 · 用例
振鷺亭が意妓の口に、大河の恋風は浮気な頬をなぐり、内川の旭は眼が覚めてから睡しといひたるも、おもふに古石場町富岡門前町などの間を行くこの一水を指したるなるべし。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
そうした、今から見れば古典的な姿が当時の大学生には世にもモダーンなシックなものに見えたのであろう、小杉天外の『魔風恋風』が若い人々の世界を風靡していた時代のことである。
— 寺田寅彦 『海水浴』 青空文庫
十八九ばかりの書生風の男で、浴帷子に小倉袴を穿いて、麦藁帽子を被って来たのを、女中達が覗いて見て、高麗蔵のした「魔風恋風」の東吾に似た書生さんだと云って騒いだ。
— 森鴎外 『心中』 青空文庫
『魔風恋風』『青春』などがその頃の代表作である。
— 田山録弥 『明治文学の概観』 青空文庫
処で二度か三度、今話した小説家の荒尾角也と一緒に嬢様を尋ねたら、一と目見てお誂へ通り恋風がジワ/\と身に染込んだ。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
畜生共に恋風が吹きおったかい。
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫
秋口だって恋風が吹かねえともかぎらねえ。
— 死人ぶろ 『右門捕物帖』 青空文庫
そこで、お染という名を与えた昔の人の料簡は、おそらく恋風と云うような意味で、お染が久松に惚れたように、すぐに感染するという謎であるらしく思われた。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
作例 · 標準
どこからともなく吹いてきた恋風が、彼女の閉ざしていた心を開かせた。
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一度吹き始めた恋風を止めることは、誰にもできないのかもしれない。
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爽やかな初夏の恋風に乗って、彼への想いが遠くまで届くことを願う。
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ウィキペディア
『恋風』(こいかぜ)は、吉田基已による日本の漫画作品。講談社の漫画雑誌『イブニング』の2001年9月号(当時は月刊誌)から2004年22号に連載。アニメ化もされ、2004年4月から6月までテレビ朝日・キッズステーションで放送された。
出典: 恋風 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0