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毀釈

きしゃく
名詞
1
標準
文例 · 用例
これは水戸の廃仏毀釈に一歩を進めたもので、言わば一種の宗教改革である。
第一部上 夜明け前 青空文庫
――底には廃仏|毀釈の思想も流れていた。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
北越地方の敵勢今猶熾んなるは、太政官より発布せられたる神仏判然の趣旨を農民等に於て誤解し、神道を揚げて排仏毀釈の挙に出づるとなせるもの、その一因なり。
與謝野禮嚴 禮嚴法師歌集 青空文庫
もっとも仏教は維新の際、排仏毀釈の影響を受けてよほど打撃は受けていたけれども、それでも有力な人がそれぞれその範囲において活躍しておったのである。
序論 明治哲学界の回顧 青空文庫
お膝元から僅か十五里のところで、無残にも霊山を食い物にしている、それを抑えることができない……」 ここに至ると、神楽師の仮面は、遠慮なく剥落してしまい、「モシ、われわれが天下を取った暁には、廃仏毀釈を断行する」とさけびました。
白骨の巻 大菩薩峠 青空文庫
これよりいくらもたたない後に現われた維新の政府が、かなり無遠慮に廃仏毀釈を実行したのも、一部分の責めは坊主が負わなければなりますまい。
白骨の巻 大菩薩峠 青空文庫
信州は維新当時廃仏毀釈の行われた所であるだけに、外来の新宗教の入り易い点があった。
――所信と体験―― 一商人として 青空文庫
後代仏教が既成宗教として種々の弊害を生じ、従来の信望を失い、また廃仏毀釈の憂き目に逢って、一時仏教の勢力は全く地を払った時代もあったにかかわらず、何の時代でも文化の上に仏教の恩恵に預らないことはなかったといって差支えないくらい、日本国民の魂には深く何ものかを植えつけられて来ました。
――所信と体験―― 一商人として 青空文庫