故友
こゆう
名詞
標準
文例 · 用例
故友に於ては最も王達善を親む。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
故友伊沢蘭軒嘗擬招親交中高年者、設尚歯之宴、未果而歿、狩谷斎後之少卿。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
私は故友田恭助に勧めてこれを築地座の上演目録に加へることにした。
— 岸田國士 『内村直也の戯曲』 青空文庫
故友田恭助君が、朔郎の役を演じて好評であつた。
— 岸田國士 『「新日本文学全集第三巻・岸田國士集」あとがき』 青空文庫
故友の青木繁はその絵を房州の布良で描いた。
— ――黙子覚書―― 『夢は呼び交す』 青空文庫
故友國木田獨歩氏も「あひびき」の讚嘆者で、その叙景を非常によろこんで、これによつて自然を觀る眼が始めて開けたとさへ云つてゐたほどである。
— 蒲原有明 『「あひびき」に就て』 青空文庫
後年、川端康成が佐藤の散文について敬服したむねを、何かの雑誌に書いていたが、そういう見抜き居合の巧みな川端康成が、佐藤の才華を見逃がさなかったことでも、見抜きの名人である川端の本性を私はいまも故友の知己だと感じている。
— 室生犀星 『〈我が愛する詩人の伝記〉(補遺)』 青空文庫
早速、周子夫人と櫻井均と三人で相談をして、三巻続刊することになり、故友の信頼をやっと果すことが出来たのである。
— 室生犀星 『〈我が愛する詩人の伝記〉(補遺)』 青空文庫