蠕蠕
ぜんぜん
名詞
標準
文例 · 用例
宋の州の五峯に至りし人、〈馬上遥かに山中の草木|蠕々とし動くを見る、疑いて地震と為す、馭者いう、満山皆猴なり、数千万を以て計る、行人独り過ぐれば、常に戯虐に遭う、毎に群呼跳浪して至り、頭目胸項手足に攀縁す、袞して毛毬を成す、兵刃ありといえども、また施す所なし、往々死を致す〉。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
それがやがて、はっと眼がさめたような気に帰ったと思うと、いつか楊の魂はあの虱の体へはいって、汗臭い寝床の上を、蠕々然として歩いている。
— 芥川龍之介 『女体』 青空文庫