陸岸
りくがん
名詞
標準
land
文例 · 用例
今では発動機船に冷蔵庫と無電装置を載せて陸岸から千海里近い沖までも海の幸の領域を拡張して行った。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
そして、陸岸近くなって、もう一、二間と、いうくらいのところまで進んだ時に、後ろから追っかけられた、例の巻き浪に、くるまれて、旋風が埃でも渦巻くように、ゴロゴロッと横にころがしてしまった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
この潜水艦隊は、ただの潜水艦ではなく、陸岸に行き当ると、するすると岸を匐いのぼって、たちまち重戦車に早変りをするという怪物なのだ。
— 海野十三 『二、〇〇〇年戦争』 青空文庫
アカグマ国の陸岸まで、あと四分の一航程を残すばかりだというのに!
— 海野十三 『二、〇〇〇年戦争』 青空文庫
つまり、陸岸にはさまれた河のみなとで相当まがりくねっている。
— 海野十三 『火薬船』 青空文庫
風は南からも西からも吹き、汐路の便宜もないことで、島々のありかをまなかいに見ながら、着かず離れずといったぐあいにおなじところを漂っていたが、それでも毎日すこしずつそちらへ流れ寄って行き、一月の二十八日には陸岸の模様の見えるところまで近づいた。
— 久生十蘭 『重吉漂流紀聞』 青空文庫
吉之丞が物見台にあがって見ていると、泥堆にうちあたる返波に揉まれながら、それでもすこしずつ陸岸のほうへ泳ぎ寄っている。
— 久生十蘭 『呂宋の壺』 青空文庫
ちょうど都合のいい風でも吹きださぬかぎり、自力で陸岸に近づくことは不可能だということがわかった。
— 久生十蘭 『海難記』 青空文庫
作例 · 標準
嵐の中、漁船は辛うじて陸岸にたどり着いた。
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あの島は、遠くから見ると陸岸がはっきりしない。
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探検隊は、ついに未知の陸岸に上陸した。
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