ぬかるみ道
ぬかるみみち
名詞
標準
muddy road
文例 · 用例
「それは好いが、先生自分で鞭を持って、ひゅあひゅあしょあしょあとかなんとか云って、ぬかるみ道を前進しようとしたところが、騾馬やら、驢馬やら、ちっぽけな牛やらが、ちっとも言うことを聞かないで、綱がこんがらかって、高粱の切株だらけの畑中に立往生をしたのは、滑稽だったね。
— 森鴎外 『鼠坂』 青空文庫
八は向側の、五爪竜の絡んでゐる杉垣の処に雨に濡れながら立つて、ぼんやり此様子を見てゐたが、別当が門を締めに出て来るとき、殆ど無意識にぬかるみ道を歩き出した。
— 森鴎外 『金貨』 青空文庫
スケッチの責任をおわった宮尾画伯は、N氏S氏と暗いぬかるみ道をことともしないで、急に元気にいつもの洒落を口にされ出すようになった。
— 正岡容 『艶色落語講談鑑賞』 青空文庫
此人の癖で、いつものわざとらしい早足で、肩に綿の入れてある服の肩を怒らせて、矢張胸に綿の入れてある服の胸を張つて、元気好く漆沓の足を踏み締めて、ぬかるみ道を歩いてゐる。
— アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 『死』 青空文庫
……たれかと思うたら、覚一の母御前か」新田桜 田の牛の背も、ぬかるみ道も、花ふぶきが持ってくる白い斑に、今朝は染められてないものはない。
— あしかが帖 『私本太平記』 青空文庫
ごんは川下の方へと、ぬかるみみちを歩いていきました。
— 新美南吉 『ごん狐』 青空文庫
作例 · 標準
ぬかるみ道を避けるため、遠回りをして目的地に向かった。
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雨上がりのぬかるみ道は、車の運転にも細心の注意が必要だ。
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あの山奥には、まだ舗装されていないぬかるみ道が多い。
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