フモール
フモール
名詞
標準
humor
文例 · 用例
要するに一切がフモールである。
— 阿部次郎 『三太郎の日記 第一』 青空文庫
此フモールの世界に安住して、目新しいフモールの發見に得意になつてゐられる人は幸福である。
— 阿部次郎 『三太郎の日記 第一』 青空文庫
洒落と浮氣で世を渡る彌次郎兵衞が其洒落と浮氣で持切れなくなつて、悄氣て弱つて本氣になる所に、しんみりした、悲しい、遣瀬ないフモールがあつた。
— 阿部次郎 『三太郎の日記 第一』 青空文庫
此場合に於いてフモールの印象を與へると與へぬとは作の本質を捉へると捉へざるとの相違である。
— 阿部次郎 『三太郎の日記 第一』 青空文庫
悲壯と崇高とフモールとの役者になる爲にはもつと/\心の苦勞を積まねばならぬ。
— 阿部次郎 『三太郎の日記 第一』 青空文庫
悲壯と崇高とフモールとを表現するに堪へざる俳優は吾人にとつて用のない俳優である。
— 阿部次郎 『三太郎の日記 第一』 青空文庫
カフカのこのような笑いというものを表わすものとしては、よくいわれているフモール(ヒューモア)という言葉は適切とはいえない。
— 原田義人 『「世界文学大系58 カフカ」解説』 青空文庫
フモールというのは、あきらめの微笑のうちに与えられたものを是認し、その超えられない限界と対照とを是認することである。
— 原田義人 『「世界文学大系58 カフカ」解説』 青空文庫
作例 · 標準
彼のスピーチは常に絶妙なフモールが効いていて、聴衆を飽きさせない。
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ドイツ文学における独特のフモールについて、ゼミで深く考察することになった。
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あの作家の随筆には、人間の弱さを温かく包み込むようなフモールが漂っている。
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ウィキペディア
フモールは、18世紀から19世紀にかけて生まれたドイツ・ロマン派の芸術理論の基本概念。フモールはドイツ語で「ユーモア」を意味する。
出典: フモール — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0