応柄
おうがら
名詞
標準
文例 · 用例
) 応柄のような、そうかと云って間違いの無いような訪ずれ方をして、お源に名刺を取次がせた者がある。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
海棠の花が盛りになつたから見物に来るやうにわざ/\迎へに来たのだ――といふことを冬子は酷く応柄な調子で彼に告げた。
— 牧野信一 『鶴がゐた家』 青空文庫
「あなたは、こゝへ斯う云ふ風に頬髯を生やすと、あなたのお父さんそつくりですね」と、私は両手で自分の頬に鐘馗髯を描く手真似をして、余り応柄なのが癪に障つて酔つた時に云つてやつたことがあつた。
— 葛西善蔵 『浮浪』 青空文庫
彼は商人等には寧ろ應柄な方であつた。
— PECHEURS D'ISLANDE 『氷島の漁夫』 青空文庫