振り出し薬
ふりだしぐすり
名詞
標準
infusion (remedy)
文例 · 用例
十一 風邪をひいて軽い咳が止まらないようなとき昔流の振り出し薬を飲むと存外よくきく事がある。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
それはとにかく、この振り出し薬の香をかぐと昔の郷里の家の長火鉢の引き出しが忽然として記憶の水準面に出現する。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
山の月雪を照して我が友が四人に分つ振り出し薬 十二年の二月同行四人で箱根早雲山の大雄山別院に泊して珍しい一夜を明かされた時の作。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
作例 · 標準
昔ながらの薬局では、客の症状を聞いてその場で生薬を調合し、振り出し薬として販売している。
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母が作ってくれた振り出し薬はひどく苦かったが、飲むと不思議と咳が治まった。
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風邪のひきはじめに効くという、葛根湯の振り出し薬を買ってきた。
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