脂
あぶら
名詞頻度ランク #11609 · 青空 1161 例
標準
fat
文例 · 用例
女 脂が沢山でね、あたしは好きなのよ。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
額の脂で手が辷りさうなので直ぐにそれはこめかみに当て換へられた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
色は浅黒く、脂ぎつてもゐる。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
薄曇りの空が針葉の間から隙いて見える、根を張り樹脂の多い、男松の印象を此の顔は与へた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
曲線的でなくして直線的であり、脂肪質でなくして筋骨質であることである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
五十近いでっぷり肥った赤ら顔でいつも脂ぎって光っていたが、今考えてみるとなかなか頭の善さそうな眼付きをしていた。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
腫物はいよいよ發展し、いまは膏藥では間に合はず、脱脂綿に無刺激の油藥を塗つて患部に貼りつけ、日に五、六囘も貼りかへなければなりませんでした。
— 太宰治 『知らない人』 青空文庫
樹脂の香に 朝は悩まし うしなひし さまざまのゆめ、森竝は 風に鳴るかなひろごりて たひらかの空、 土手づたひ きえてゆくかなうつくしき さまざまの夢。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
作例 · 標準
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