小糠
こぬか
名詞
標準
rice bran
文例 · 用例
その時仮橋ががたがたいって、川面の小糠雨を掬うように吹き乱すと、流が黒くなって颯と出た。
— 泉鏡花 『化鳥』 青空文庫
小糠雨猶止まねど雲脚しきりに断れて西の方の空いよ/\明るく、朝風涼しく吹きて心地よきこと云ふばかり無し。
— 幸田露伴 『鼠頭魚釣り』 青空文庫
車窓には梅雨にはいつて間もない小糠雨がけむつてゐる。
— 南部修太郎 『女盗』 青空文庫
真向うは空地だし、町中は原のなごりをそのまま、窪地のあちこちには、草生がむらむらと、尾花は見えぬが、猫じゃらしが、小糠虫を、穂でじゃれて、逃水ならぬ日脚の流が暖く淀んでいる。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
爾時仮橋ががた/\いつて、川面の小糠雨を掬ふやうに吹き乱すと、流が黒くなつて颯と出た。
— 泉鏡花 『化鳥』 青空文庫
この柔し、小糠たつ杵、それすらや、さみし、このごろ。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
内部には杵の音がし、小糠のにおいがこめ、男女の声がしていた。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
小糠雨の細いのが、衣服の上から毛穴を徹して、骨に染むやうで、天窓は重くなる、草鞋は切れる、疲労は出る、雫は垂る、あゝ、新しい筵があつたら、棺の中へでも寝たいと思つた、其で此の家を見つけたんだもの、何の考へもなしに駈け込んだが、一呼吸して見ると、何うだらう。
— 泉鏡花 『二世の契』 青空文庫
作例 · 標準
米を精米した際に出る小糠は、様々な用途に利用できる。
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小糠を使ったパックは、肌に良いと評判だ。
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糠漬けを作るために、新鮮な米の小糠を用意した。
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