群雀
むらすずめ
名詞
標準
flock of sparrows
文例 · 用例
夕立や草葉を掴む群雀 急の夕立に打たれて、翼を濡らした雀たちが、飛ぼうとして飛び得ず、麦の穂や草の葉を掴んでまごついているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
其六 何事に罵り騒ぐぞ、と上人が下したまふ鶴の一声の御言葉に群雀の輩鳴りを歇めて、振り上げし拳を蔵すに地なく、禅僧の問答に有りや有りやと云ひかけしまゝ一喝されて腰の折けたる如き風情なるもあり、捲り縮めたる袖を体裁悪げに下して狐鼠と人の後に隠るゝもあり。
— 幸田露伴 『五重塔』 青空文庫
子供達は、宵のうちから、一団の群雀のように、部落内の軒から軒を(アキの方からチャセゴに参った。
— 佐左木俊郎 『手品』 青空文庫
其六 何事に罵り騒ぐぞ、と上人が下したまう鶴の一声のお言葉に群雀の輩鳴りを歇めて、振り上げし拳を蔵すに地なく、禅僧の問答にありやありやと云いかけしまま一喝されて腰の折けたるごとき風情なるもあり、捲り縮めたる袖を体裁悪げに下してこそこそと人の後ろに隠るるもあり。
— 幸田露伴 『五重塔』 青空文庫
あはれ横笛、一夜を惱み明かして、朝日影窓に眩き頃、ふらふらと縁前に出づれば、憎くや、檐端に歌ふ鳥の聲さへ、己が心の迷ひから、『汝ゆゑ/\』と聞ゆるに、覺えず顏を反向けて、あゝと溜息つけば、驚きて起つ群雀、行衞も知らず飛び散りたる跡には、秋の朝風|音寂しく、殘んの月影|夢の如く淡し。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
雲の光り、竹の戦ぎ、群雀の声、行人の顔、――あらゆる日常の瑣事の中に無上の甘露味を感じなければならぬ。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
雲の光り、竹の戦ぎ、群雀の声、行人の顔、――あらゆる日常の瑣事の中に堕地獄の苦痛を感じなければならぬ。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
遥かなる藪浪うつて驟雨かな あふひ高き樹の落葉たはむれて露の原 同群雀稲にくづれて山青し 同 之等の句は、もはや男女の区別なき写生の技で光っている。
— 杉田久女 『大正女流俳句の近代的特色』 青空文庫
作例 · 標準
稲穂が実る田んぼに、群雀が賑やかな声を上げながら一斉に降りてきた。
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倉敷の名物菓子である「むらすずめ」は、形が雀の羽ばたく姿に似ている。
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公園のベンチでパン屑を投げると、どこからともなく群雀が寄ってきた。
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